事 業 報 告
T 概 要
平成18年度は、愛知県で開催された愛・地球博などにより減少していた団体客が戻ったことに加え、映画「UDON」の全国上映、栗林公園の積極的なPRなどによって、本県を訪れる観光客数は799万人と前年と比べて若干増加した。
このような状況の下、当観光協会では、本県の知名度向上と誘客促進のため、様々な事業に取り組んだ。
まず、根強い人気の「さぬきうどん」、こだわりの骨付鳥、県内に多数点在するアートや映画のロケ地などを活用して、本県のイメージアップと観光客の誘致に積極的に努めるとともに、県外の旅行エージェントに平成19年の香川の主要なイベント情報などをいち早く提供し、商品造成を働きかけた。
また、フィルムコミッション事業では、映画「UDON」の県内ロケを誘致・支援したほか、テレビ等の県内ロケの誘致・支援を積極的に行った。
さらに、四国観光検定や自転車イベントなどを行い、受入態勢の充実にも努めた。
加えて、台湾・韓国をはじめとする外国人観光客の誘致に積極的に努めたほか、県を代表する観光地である栗林公園の維持管理なども行った。
U 主な事業
1 組織活動事業
(1)会議の開催及び関係団体の開催する会議への出席
@ 理事会
・期 日 平成18年5月19日
内 容 通常総会提出議案の審議等
・期 日 平成18年11月2日
内 容 平成18年度事業の進捗状況及び平成19年度事業計画(案)
について等
A 総 会
・期 日 平成18年5月29日
内 容 平成17年度事業報告・収支決算について
平成18年度事業計画(案)・収支予算(案)について等
B その他各種会議への出席
(社)日本観光協会通常総会、四国4県観光協会連絡会議など各種会議に出席
(2)地域行事等の後援等
高松冬のまつりほか各種事業の後援等
(3)各種関連団体事業へ協力
四国観光立県推進協議会ほか各種事業に協力
2 観光情報収集、提供事業
(1)観光パンフレットなどの作成・配布
香川の観光パンフレット「さぬきオリジナル観光地図」を増刷し、あらゆる機会をとらえ、広く配布するなど、観光情報の積極的な提供を行った。
(2)インターネットを活用した観光情報の提供
本県の観光情報をホームページに掲出し、旬の観光情報の発信を行った。
また、より効果的な情報提供を行うため、トップページを更新し、新たに、ルポ記事やモデルコースを取入れ、楽しく、面白く、「香川に行ってみたい」という関心をひくものとした。
・ホームページアドレス http://www.21kagawa.com
(3)観光案内事業の実施
観光協会本部及び各支部(高松(栗林公園)、東京、大阪)において、観光情報の提供や観光相談に応じた。
(4)観光情報の資料収集
観光情報の的確かつ円滑な発信のため、情報資料の収集に努めた。
3 観光客誘致宣伝事業
(1)麺くらって、魚っとして鳥だい香川グルメ演出事業の実施
映画「UDON」の公開にあわせて、県内うどん店・宿泊施設・観光施設などの協力を得て、「讃岐うどん巡りスタンプラリー」(平成18年8月26日〜平成19年5月31日)を実施し、さぬきうどんによる香川県のイメージアップに努めるとともに、旅行商品造成を働きかけるなど県外客の誘客促進を図った。
また、県外からの観光客を誘致するため、うどんマップ改訂版「さぬきうどん百店満点」や「魚っとするMAP」のパンフレットを配布するとともに、ホームページで情報提供した。
また、瀬戸内海の四季折々、旬の地魚を食べることができる「魚っとするミールクーポン」がついた宿泊セットを作成し、県外客の誘客促進を図った。
さらに、一度食べたらやみつきになる骨付鳥を観光資源として活用し、県外からの観光客を誘客するため、「骨付鳥旨い店MAP」を作成・配布するとともに、ホームページでデータを情報提供した。
(3)テーマ観光推進事業の実施
香川フィルムコミッションが設立された平成13年4月以降に、県内でロケが行われた映画に関する情報と、県内の観光情報を掲載したロケ地ガイドブックを作成・配布し、情報発信と県外からの誘客に努めた。
また、四国各県の観光協会と共同で、関東地区の旅行会社を対象に四国修学旅行誘致懇談会を開催し、県内の体験学習施設等の情報発信を行った。
さらに、香川県をテーマごとに紹介した香川MAPを作成・配布し、県外からの誘客を図った。
(4)香川アートツーリズム推進事業の実施
本県に点在する美術館の情報等をまとめた「香川現代アートガイドマップ」を増刷・配布、団塊の世代や女性グループを購読者に持つ媒体を活用して本県の美術館等の情報を発信し、本県への誘客に努めた。
首都圏・関西圏の旅行会社等を訪問し、瀬戸内海沿岸に点在する美術館等アート施設についての情報とモデルコースの提案を行い、主に美術館巡りを趣味とする顧客や団体向けの商品企画の働きかけを行った。
(5)県外旅行エージェント対応事業の実施
首都圏をはじめ、関西圏、中部圏、九州圏等の旅行エージェントを直接訪問し、NAOSHIMA STANDARD2の開催やまちあるき型観光など、平成19年の香川の主要なイベント等の情報を提供するなど、旅行商品造成を働きかけた。
(6)香川ブランド戦略推進事業の実施
県からの委託を受けて、代表的な地域資源を活用したイメージアップ用のポスターを作成するなど、県の地域ブランドの確立、県の認知度・イメージの向上を図った。
(7)栗林公園活性化支援事業の実施
本県の主要観光地である栗林公園の活性化を支援するため、掬月亭・日暮亭において、昼食提供事業を実施した。
(8)外国人観光客誘致事業の実施
インバウンドの増加が期待できる台湾からの誘客を図るため、県と連携して、台北市内の航空会社や旅行エージェント等を訪問し、高松空港と鳥取県米子・鳥取空港を活用したプログラムチャーター便の運航を要請したが、主としてチャーター便を飛ばしていたエバー航空の機材が大型化し、米子空港等へ着陸が困難となったことから、秋のプログラムチャーター便がなくなったこと、今春のプログラムチャーター便は機材の小型化で提供席数が減ったことから、27便(搭乗者数3,057人)と、平成17年度の30便(搭乗者数5,216人)から大きく減少した。
・台湾〜高松チャーター便運航実績(平成18年度)
台北〜高松−米子・関空(エバー航空)H18・4月 16便 1,501人
台北〜高松(中華航空)H18・5月 2便 280人
台北〜高松(中華航空)H19・1月 1便 162人
台北・高雄〜高松−米子・岡山(立栄航空)H19・3月8便 1,114人
また、台北市内において、香川・鳥取共同で新聞広告を6回掲出し、本県の知名度の向上を図ったほか、台北市で、香川県が「さぬき大使館」として認定するうどん店「土三寒六」にマスメディアを招請し、本場のさぬきうどんと香川県の知名度の一層の向上を図った。
さらに、本県唯一の国際定期便が運航されている韓国からの誘客を図るため、県内で宿泊するツアーを韓国旅行業者と連携して実施した航空会社に補助金を交付した。
また、18年度は、冬場のゴルフ客の誘致に力を入れるため、5月と10月に開催された「日韓親善ゴルフ大会」にも協力し、高松空港から利便性の高いゴルフ商品開発のPRに努めた。
・ソウル〜高松定期便の韓国人搭乗者数
H16 3,359人
H17 2,929人
H18 4,067人
(9)外国人観光客誘致対策補助事業の実施
外国人観光客を本県へ誘致するとともに、県内宿泊・観光施設の利用促進を図るため、高松空港への国際チャーター便を片道以上利用し、県内の宿泊施設に1泊以上宿泊するツアーを実施した台湾の旅行エージェントに対し、17ツアー分、計759千円の補助を行った。台湾人観光客は、延べ506人が県内宿泊施設に宿泊した。
(10)団塊世代誘客推進事業の実施
団塊世代の誘客を促進するため、シニア富裕層を購読者の中心とする雑
誌に、県内の現代アートや伝統文化、自然美を紹介する広告記事を掲載した。
また、旅行会社に対し、団塊世代向け旅行商品の企画造成を働きかける
ため、エージェントツアーを実施し情報提供を行った。
(11)メディア・エージェントタイアップ事業の実施
香川県への観光客の誘致拡大、及び宿泊施設・観光施設の利用促進を図るため、香川県への旅行商品を企画造成した名古屋地区以西の旅行エージェント、香川の観光情報を掲載したメディアに対して助成金を交付した。
助成金を活用したツアーの参加者1,938人。サンケイリビング新聞(広島地区、福岡地区)に香川の観光情報及び企画ツアーを掲載(3月3日、 3月17日、3月31日発行 合計1,110,080部)。
4 受入態勢整備事業
(1)香川フィルムコミッション事業の実施
香川フィルムコミッションは、設立から6年目を迎え、映像製作者に対する知名度も向上し、ロケ支援数は、着実に推移している。
平成18年度においても、映像を通じて香川県のイメージアップ、知名度の向上を図り、観光客を誘致するため、映画、テレビなどのロケーション撮影の誘致に努め、24件の撮影等に際して、各種の支援を行った。
・支援実績
映画:4件
「UDON」(平成18年8月26日全国公開)
「阿波DANCE」(平成19年公開予定)
「椿三十郎」(平成19年公開予定)
「ドリームピッチャー」(平成19年公開予定)
TV(旅・情報番組など):15件
「NHKドラマ ウォーカーズ(NHK総合)」
「名探偵コナンスペシャル 金丸座の怪人(日本テレビ)」など
CMその他:5件
(2)四国観光検定事業の実施
四国内の観光事業従事者のスキルアップと観光客の受入態勢の整備を目的に、四国4県の観光(コンベンション)協会が共同で、平成18年12月10日(日)に「四国観光検定」を実施した。
全体:受験者数1,209人、合格者数362人、合格率29.9%
香川:受験者数389人、合格者数147人、合格率37.8%
(3)自転車イベント振興事業の実施
全国でも屈指の自転車保有率を誇る香川において、自転車の魅力の再認識、さらに交通マナーの向上、健康増進意識の高揚を図るため、平成18年10月7日(土)〜9日(月・祝)及び11月3日(金・祝)〜5日(日)に「サイクルタウン香川自転車ワールドフェスタ2006」を実施した。
観客動員数 10月 40,000人、11月 38,000人 計 78,000人
5 体にやさしい・かがわ推進事業
近年の健康志向の高まりにより、旅行者においても提供される食事内容に
大きな関心を寄せていることから、ヘルシーメニュー提供に関する情報発信
を行うためのパンフレット、ポスターを作成した。
6 栗林公園管理事業
栗林公園の維持管理のうち、入園料・駐車料の収納業務、清掃業務等(受託業務)を行うとともに、高松支部において抹茶などの販売を行った。
7 国立公園清掃活動事業
屋島、寒霞溪、五色台、象頭山、紫雲出山、蔦島など瀬戸内海国立公園の清掃業務を行った。